2022年度卒業式 園長の言葉


星組のみなさん、卒業おめでとうございます!

早いもので、もう卒業ですね。

みんなと出会ったのは2年前、月組の教室前で「いっしょに、こまをやろう」と誘ってく

れたのを、今でも覚えています。

じっとしていることがなく、「やりたい」ことは「やりたい」と言い、いやなことは「い

やだ」といいい、大きな声で泣き、笑い、”自分の気持ちに素直で、元気いっぱい”という

言葉で表されるみんなでした。

たくさんの元気をみんなからもらったよ。


星組合宿は3日間とも晴れました。温泉・キャンプファイヤー・花火・山歩き・川遊び、3

日間の合宿楽しかったね。川に入って流れに身を任せて遊んだね。きれいな石をひろった

り、かにや魚を見つけたり、温泉も気持ちよかったね。めいっぱい楽しむことができて本

当にいい合宿でした。

いい天気で青空の下で行った運動会、リレーや走り縄跳び、カッコよかった。

荒馬は、力いっぱい踊る姿がすてきだったよ。

みんなの元気な歌声に心が揺さぶられた歌の会。

つるつる滑る絶壁に挑戦した崖のぼり、むずかしいところに何度も挑戦する姿がすごいな

あと思ったよ。

1組の「モグラ」、2組の「たいせつなまち」、ひとつひとつ楽しそうに、そして誇らしく

説明して教えてくれたね。すばらしい作品でした。

花組・月組の子ども達を思いきり楽しませてくれたね。

芝すべりも最高でした。何度も滑って遊んだね。

一つ一つのことが大切な思い出として心に残っているよ。

みんなと一緒に過ごしてきて一番印象に残っているのは、みんなの”げんき”です。

げんきのでる言葉をたくさんかけてくれたね。

「いっしょにサッカーやろうよ」

「おのせんも竹パン食べる?」

「いっしょに芝すべりやろうよ」

「竹馬教えてあげる。もっと前にかたむけないとだめだよ。」

時には厳しく怒られることもありました。

この一年間、みんなの言葉からたくさん元気をもらいました。

劇で演じた「やさしいライオン」のお母さん犬・ムクムクようにやさしく、「金のガチョ

ウ」のハンスのようにひょうきんな君たち星組。

星組のみんなはすてきだなって思うよ。

ことばって、ひとを元気にする力があるんだね。

元気のパワーを人にあげる、みんなってすごいなあと思うよ。

4月になると小学生だね。星組のみんなが幼稚園からいなくなったら、さびしいなあ。

今年のつぶやき・Sちゃんのことばでこんな言葉があったよ。


 「星と宇宙どっちが高い?」

 「うーん宇宙かな?」

 「じゃあ、Sは星組の次は宇宙組になりたい!小学校も楽しみだけど、Sはもっと幼稚園にいたいな。だから宇宙組に行く!」


こんなに鶴幼のことをすきになってくれてうれしいよ。ありがとう。

きっと、しばらくは君たちの姿を鶴幼の中で探してしまうかもしれないね。

でもみんなにとっては新しいはじめの一歩だね。「楽しみ」をたくさん持って小学校に進

んでください。

みんなが同じ学校ではないけれど、和光鶴川幼稚園でくぐってきたことは、きっと大きな

力になっているよ。

和光鶴川幼稚園は、みんなにとって、いつでも戻ってくることができる”ふるさと”みたい

なところです。

つい1週間前大学を卒業した22歳、みんなの先輩たちがあそびに来て話を聞いたよ。

幼稚園で一緒のクラスだった3人、男の子1人と女の子2人、今でも仲が良くていっしょに

あそびに行くんだって。すごいね。

泥だんごづくりや竹馬が楽しかったって、懐かしそうに話していたよ。

幼稚園のことが、ずっと思い出として残っているんだね。

楽しい事があった時、いやな事があった時、不安な時、迷った時、もちろん何もなくても

、ぜひ遊びに来てください。先生たちは、いつでも待っています。

おうちの人にもあいさつするね。

本日は、ご卒業おめでとうございます。子ども達の入園と同時に、この3年間、コロナのた

めにいろんな事が制限され、マスクをお願いしたり、行事を縮小せざるを得ませんでした

。子どもたちの楽しみをなるべく実現するために教職員で努力してきましたが、おうちの

方のご理解、ご協力なしには、ここまでこれなかったと思います。

先日の卒業を祝う会でのパフォーマンス、「ネズミの祝い」の劇、「さくら」の合唱など、親御さん達のパワーに圧倒されました。すばらしい親御さんたちのチームワークで創られた会でした。あらためておうちの方たちのご協力に感謝したいと思います。ありがとうございました。

鶴幼の中で確かな成長をとげた子どもたちです。自信をもって自分の道を進んでいってほ

しいと願っています。とは言え、子どもの成長は一直線ではありません。時には、立ち止

まったり、後ろ向きになったりするときもあると思います。そんな時は、鶴幼でつちかっ

た力を信じ、子どもを信じて、ゆっくり待ってあげてください。立ち止まることや後ろ向

きになることも、きっと子どもにとって成長するために必要なステップなのだと思います

。とはいえ、迷った時、悩んだときは、いつでも鶴幼を頼ってください。子どもたちにと

ってはもちろん、親たちにとっても鶴幼は“ふるさと”でありたいと思っています。

星組の皆さん、ご卒業おめでとうございます。


2023年3月17日 和光鶴川幼稚園 園長 大野裕一

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